今年の出展作品
今年も多くの方々にご来場いただきました一脚展、16日の祝日に無事終える事ができました。
皆様ご来場ありがとうございました。
今年の新作椅子は、1月にイスラエルの2カ所の木工スクールで行われた「日本の手工具で作る、椅子作りワークショップ」の為に設計したものがもとになっています。
その為、今回の椅子はキットとして、参加者が数種類の日本の鉋や鑿、毛引き等を使いながら、適度な難易度で手工具での加工を楽しんでもらえるようにと設計いたしました。
その時のワークショップの様子はインスタグラムにてご紹介しております。
その際は上の写真のような一般的なダイニングチェアとしての高さでしたが、今回はモダンな内装の日本風のバーやレストランで使われる事を想定しながら、カウンターチェアとして再デザインしました。
また、プラス企画「六甲山の樹 × 木工家」は、防災や森林保護の為に伐採される六甲山の雑木を、私たち一脚展のメンバーがどのように生かせるかというテーマでした。
その六甲山材の中でも、家具にはとても使えない小径木や、捨てられるような癖のある樹でも作れるものとして、私は木のアクセサリーを提案いたしました。
木を鉈で割った時に表れる表情を生かしたシリーズとして、イヤリングとネクタイピンを制作。
まずは、小さな六甲山の自然を身に付ける事で、皆の意識が変わって行けば...という思いで作りました。
■以色列チェア (Israel chair)
寸法 w450 x d450 x h805 (sh630) (mm)
用材 本体 楢 座板 楡 墨染オイル仕上げ